2023年05月27日(土)
京都11R 葵Ｓ
２０２０年以来の京都開催となる葵Ｓ。
葵Ｓがグレード競走に格上げ後、京都競馬場で施行された２０１８～２０２０年は、３年連続で前走１４００ｍ以上の距離に出走していた距離ローテ馬が連対。
この期間で３着以内に好走した９頭中５頭も距離短縮馬。
また、２０１８～２０２０年で当日単勝５番人気以下の立場から３着以内に好走した５頭中４頭は、１４００ｍ以上の距離で勝利実績、もしくは１４００ｍ以上の距離のオープンクラスで３着以内の好走実績を持っていた馬という共通項。
１２００ｍ戦ながらも、１４００ｍ以上の距離でも走れる体力がポイントになりやすいレース。
モズメイメイは、前走桜花賞(芝１６００ｍ・Ｇ１)からの距離短縮ローテ。
２走前は桜花賞と同舞台のチューリップ賞(Ｇ２)を逃げ切り勝ち。
京都開催の葵Ｓでポイントになる距離短縮ローテ、１４００ｍ以上の距離実績も満たすキャラクター。
母系には、Frankel、Fappiano、Storm Catと、快速系の血が恐縮されているように、典型的なスピード特化型タイプで、デビュー以来初の１２００ｍ戦出走でデビュー以来最高パフォーマンスも期待可能。
ペースセッティングも、短縮ローテ、１４００ｍ以上の距離実績馬。
父Showcasing、母父Fast Companyは、何れも欧州芝短距離重賞勝ち馬で、ノーザンダンサー系種牡馬。
２０１９年１３番人気２着と高配当を演出したアスターペガサスも、スピード強化型の欧州型ノーザンダンサー系Giant’s Causewayの産駒。
これまで１２００ｍ戦に限れば底も見せておらず、久しぶりのスプリント戦出走ともなる今回は、近走からの変わり身に期待できる１頭。