2023年06月18日(日)
阪神11R [マーメイドS]
直近5年の勝ち馬は、全馬が当日単勝7番人気以下。
その5頭中4頭は、ハンデ51キロ以下の軽量馬。
また、直近3年の勝ち馬は、全馬が前走3角2番手以内の先行経験があった馬。
また、4年前、5年前の勝ち馬は何れも前走1800m以下の競馬を使われていた距離延長ローテ馬。
軽量の先行脚質、あるいは1800m以下の距離に実績を持つ人気薄の好走が極めて顕著に垣間見えるレース。
尚、上記の傾向に沿うように、血統的にもスピード指向の強いタイプは毎年のように人気薄で激走する傾向もポイント。
中でも、父か母父が米国型、もしくはダンチヒの血を持つ馬は過去5年で全勝というデータも。
サンカルパは、前走3角2番手の位置取りで今回のハンデが51キロ。
母父Grand Slamは、米国の快速系Gone Westを経由すミスプロ系種牡馬。
父はリーディング上位の主要種牡馬ドゥラメンテ。
昨年の勝ち馬ウインマイティー、一昨年の勝ち馬シャムロックヒル、2019年の勝ち馬サラス、2018年の勝ち馬アンドリエッテは、全て父が主要のリーディングトップサイアーで母父米国型の血統構成馬。
主要血統にプラスαで米国の血を補強されたタイプが走りやすい当レース向きの1頭。
ヒヅルジョウは、直近2走で逃げる競馬を経験。今回の斤量は50キロ。
近年の当レースで期待値の高いダンチヒ系のハービンジャー産駒。
2020年7人気1着サマーセントも、近走先行経験のあったハービンジャー産駒。ハンデ50キロの条件馬まで同じ。
近年のマーメイドSは、過去5年中4年の勝ち馬が条件馬というデータも。
ビジンも先行脚質、ハンデ53キロ、母父が米国型と一応の条件が揃う1頭。
キズナ産駒で母父米国型、かつ軽量の先行馬という意味では、一昨年10人気1着シャムロックヒルを彷彿。