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セントウルS(G2) [最終見解]

2023年09月10日(日)
阪神11R セントウルS

阪神開催のセントウルSは、臨戦過程という意味では、芝中長距離重賞のような傾向が垣間見えるレース。

その詳細は、直線の伸びや体力が問われる阪神セントウルSを参照。

エイシンスポッターは、直近2走連続芝1200m戦で上がり最速の末脚をマーク。

阪神開催で行われた直近3年のセントウルSは、馬券に絡んだ9頭中6頭が、近2走以内に芝1200m以下の距離で上がり順位3番手以内の末脚の実績があった馬という共通項。

2017年2着ラインミーティア(6人気)、2019年1着タワーオブロンドン(1人気)は、何れも近2走連続で上がり最速の末脚を使っていた直線の伸びに優れたキャラクター。

父エイシンヒカリは、スピードの絶対値を武器に大逃げの脚質で海外G1レースを2勝した稀代の名馬。

そのエイシンヒカリの母父にスピードを強化する米国の超名血Storm Cat。

前述したセントウルSの実績馬ラインミーティアも、母の父にStorm Catの血を持つメイショウボーラー産駒。

この両者は、スプリント戦で高速上がりを使うという意味でも親和性の高いタイプ。

ボンボヤージは、阪神開催のセントウルSで期待値の高い前走北九州記念組。

阪神開催の直近3年は、前走北九州記念組が3年連続で連対、合計4頭が馬券圏内に好走中というデータも。

同じく前走北九州記念からのローテだった2019年7人気2着ファンタジストは本馬の全兄。

また、この両者はStorm Catの影響が強いロードカナロア産駒。

モリノドリームは、芝1200m戦へ主戦場を移した直近5走連続で上がり順位3番手以内の末脚を計測。

その直近5走は4勝2着1回と、当カテゴリーでは未だ底を見せない戦歴。

血統構成は、モーリス×アドマイヤムーン。

父も母父も芝1200mG1馬を輩出したスプリント指向のスピードに長けた典型のタイプで、タフな洋芝1200mで結果を残した近走以上のパフォーマンスを魅せる可能性も。