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サウジアラビアRC(G3) [最終見解]

2023年10月07日(土)
東京11R サウジアラビアRC

過去5年のサウジアラビアRCは、馬券に絡んだ15頭中13頭が、前走1着かつ上がり順位3番手以内の条件を満たす馬。

また、父か母父がディープインパクト系、もしくはキングカメハメハ系の血統馬は過去5年で4勝。2021、2022年は何れも当該血統馬が馬券圏内を独占。

基本は、前走で確かなポテンシャルの高さを示している日本の主流血統馬が、その素質を開花させやいレース。

また、芝1800m以上の距離で勝利実績を持つ馬や、洋芝の勝利実績馬、あるいは前走芝重賞出走馬等々、タフな経験値も有利になりやすい傾向も。

過去5年のサウジアラビアRCで、当日単勝7番人気以下の立場から馬券に絡んだ3頭中2頭は、上記何れかの経験があった馬。

また昨年は、洋芝実績と芝1800m以上の距離実績を持つ馬が馬券圏内を独占して、9頭立てながらも3連単の配当金が12万円を超える大荒れ決着に。

ゴンバデカーブースは、デビュー戦の前走が今回と同舞台の東京芝1600mで1着。上がり順位も3番手。

母の父は近年の当レースで特注系のディープインパクト。

近年の当レースは、父か母父ディープインパクトの血統馬が3連勝中。

昨年の勝ち馬ドルチェモア、2020年の勝ち馬ステラヴェローチェは、本馬と同様に母の父にディープインパクトを持つ馬。

父と母父が、ディープインパクトとスピード指向の強い米国種牡馬で掛け合わせた血統馬、かつ前走東京芝1600m1着馬という意味では、一昨年の勝ち馬コマンドラインと全く同じ。

定石通りに期待値の高い1頭と見立てます。

ウインアクトゥールは、メンバー唯一の芝2000mで勝利実績を持つ馬。

前述した通り、近年の当レースはスタミナ指向で芝1800m以上の距離実績もアドバンテージになりやすいレース。

ゴールドアクター×チチカステナンゴで、父も母父もスタミナ指向の強い欧州血統馬。

2020年の当レースは、父欧州型血統馬が馬券圏内を独占したように、レースの方向性から重厚なタイプであることも今回の競馬へ向けては有利。

レーヴジーニアルは、近年で期待値の高い洋芝の勝利実績馬。

父が欧州種牡馬で、洋芝1500mで勝利実績を持っていた馬という意味では昨年の勝ち馬ドルチェモアと同様のパターン。

そのドルチェモアも、母が2歳重賞から活躍したアユサンだったように、阪神ジュベナイルF(G1)の勝ち馬レッドリヴェールの産駒であることも強調材料。