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ステイヤーズS(G2) [最終見解]

2023年12月02日(土)
中山11R ステイヤーズS

過去5年のステイヤーズSは、当日単勝4番人気以下の立場から馬券に絡んだ10頭全馬が、前走2500m以上出走or近2走以内に上がり順位3番手以内馬。

また、前走が条件戦orOP特別出走馬も過去5年で3勝。

スタミナ指向の強いタイプ、戦歴であることは大前提として、近走格下のレース出走馬が大幅な距離延長で変わり身を見せやすい傾向。

ジェットモーションは、OP特別の丹頂S(札幌芝2600m)7着からの臨戦過程。

2走前の芝2600m戦では上がり順位3番手の末脚をマーク。

前走2500m以上出走、近走上がり3位以内、前走格下のレース出走と、近年のステイヤーズSの激走パターンを満たす戦歴。

前走丹頂S出走馬も、2019年6人気1着モンドインテロ、2018年1人気1着リッジマンなど好相性。

父ハーツクライは、母の父が凱旋門賞馬トニービン。

トニービンは、10年以上に渡り、ステイヤーズSの特注血統。

ステイヤーズSを3連覇、4度馬券に絡んだ実績を持つアルバートは、ハーツクライ同様、母の父にトニービンを持つアドマイヤドン産駒。

当レースを連覇、3度馬券に絡んだ実績を持つデスペラードは母の父がトニービン。

昨年の勝ち馬で、一昨年も3着に好走したシルヴァーソニックも、デスペラードと同じく母父トニービンの血統馬。

母父シンボリクリスエスも当レースに相性のいい欧州型ロベルト系種牡馬。

当レースで3度馬券内に好走したかつてのモンドインテロも、母の父がロベルト系ブライアンズタイム。

尚、本馬の母方は重厚な英国牝系。

直近2年連続で好走したディバインフォースも、父が英国種牡馬のワークフォース。

トニービンが生産された愛国、もしくは英国血統などが走りやすい傾向も当レースならでは。

シルブロンは、前走OP特別の芝2600m戦で上がり順位2番手の末脚を計測と買いパターンに合致。

父トーセンジョーダンは、前述したステイヤーズSの特注血統トニービン系の種牡馬。

3走前のダイヤモンドS(東京芝3400m・G3)で3着に好走し、以降のレースでは凡走しているように、日本の競馬の括りの中では2600m戦でもスタミナを持て余す典型。

逆に言えば、平地重賞最長距離ともなる当レースは絶好条件の可能性も。

ダンディズムは、直近2走連続で上がり順位3番手以内の末脚を計測。

母父シングスピールは、欧州競馬界の王道サドラーズウェルズ系種牡馬。

直近3年のステイヤーズSは、サドラーズウェルズの血を持つ馬が2勝。

母方も重厚な英国牝系と当レース向き。