2023年12月10日(日)
阪神11R 阪神ジュベナイルF
過去5年の阪神ジュベナイルFは、馬券に絡んだ15頭中11頭が、前走芝1400m以上の重賞で3着以内or上がり順位3番手以内の実績馬。
紛れ辛い阪神外回り芝1600mの舞台設定だけに、基本的には能力上位馬、実績馬が順当に走るレース。
ルシフェルは、萩S(京都芝1800m)1着からのローテーション。
その前走は上がり最速の末脚を計測。
過去5年の当レースは、前走芝重賞以外のローテーションから馬券に絡んだ4頭全馬が、前走1着&上がり最速の実績を満たす馬というデータも。
血統構成は、ハーツクライ×Exchange Rate(米国型ダンチヒ系)。
2019年3着クラヴァシュドール、2016年2着リスグラシューも、ハーツクライ産駒で母父が米国型の血統馬。
ハーツクライ産駒の総合力、スタミナにプラスαで米国指向のスピードを強化されたタイプも走りやすいレース。
尚、本馬の母アルアリングスターは、米国競馬の2歳牝馬女王決定戦に位置づけられるBCジュヴェナイルフィリーズの2着馬。
一族の成長曲線という意味でも当レース向きの1頭。
シカゴスティングは、前走ファンタジーS(G3)3着からの特注ローテ。
前走1400m重賞で3着以内に好走していたロゴタイプ産駒、かつ母方が重厚な愛国牝系という意味では、2021年8人気2着と高配当馬券を演出したラブリイユアアイズと全く同じキャラクター。
ラブリイユアアイズ同様に、距離延長ローテで前走以上のパフォーマンスを魅せる可能性も。
アスコリピチェーノは、前走新潟2歳S(新潟芝1600m)が上がり順位3番手の末脚で1着。
父は2歳重賞に無類の強さを誇るダイワメジャー。
2019年1着レシステンシア、2016年3着レーヌミノル、2015年1着メジャーエンブレム等々、阪神ジュベナイルFにおいても産駒の好走馬は多数。
母父Danehill Dancerは、ダンチヒを経由する欧州型デインヒル系種牡馬。
前述したレシステンシアも、ダイワメジャー産駒で母の父はデインヒル系血統馬。
母方がスピードと仕上がりの早さを強化するアルゼンチン牝系であることも含めて、この両者は非常に類似性の高いキャラクター。
適条件の可能性は高いと見立てます。