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中山牝馬S(G3) [最終見解]

2024年03月09日(土)
中山11R 中山牝馬S

近5年の中山牝馬Sは、当日単勝5番人気以下の立場から馬券に絡んだ10頭中9頭が、近2走以内に2000m以上の距離出走or近2走以内に上がり順位3番手以内の末脚実績馬。

また、単勝5番人気以下から馬券に絡んだ10頭中6頭は、父が欧州型ノーザンダンサー系or欧州型ミスプロ系の血統馬。

臨戦過程、血統的ともに、いわゆるスタミナ指向の強い傾向が垣間見える重賞競走。

タガノパッションは、前走芝2000m出走の距離短縮ローテ、かつ近2走連続で上がり順位2番手以内の末脚をマークする、近年の当レースで買いの臨戦過程。

加えて、近年の当レースで特注系の欧州型キングマンボ系キングカメハメハ産駒。

当系統は、過去5年中4年で連対馬を輩出。

2021年は父キングカメハメハ系血統馬、かつ当日単勝5番人気以下の人気薄が2着3着で3連単の配当金も14万円強の大荒れ決着に。

また、母の父も近年の当レースで実績十分の欧州型ロベルト系シンボリクリスエス。

2021年7人気1着ランブリングアレー、2020年の3着馬エスポワールなども、母の父がシンボリクリスエス。

尚、本馬は、ステイゴールドの血筋としても知られる名血ゴールデンサッシュの一族。

近2年の当レースは、父ステイゴールド系が連勝中というデータも。

母方の血筋も込みで、典型的な中山牝馬S向きと言えるキャラクター。

ファンタジアも、短縮ローテで、父も母父も欧州種牡馬。そして、母の父は前述したシンボリクリスエスと、典型的な当レース向きの1頭。

また、中山芝で勝利実績を持つことも、当レースへ向けては強調材料。

過去5年の当レースで、当日単勝10番人気以下の立場から馬券に絡んだ4頭中3頭は、中山芝で勝利実績or重賞で3着以内の好走実績があった馬という共通項も。

ルージュエクレールは、シンボリクリスエスと同系統のロベルト系エピファネイア産駒で、母の父がキングカメハメハ。

近2走連続で上がり順位3番手以内の末脚を使っていること、中山芝の上級条件で勝利実績を持つことも前進材料で波乱演出に一考。

フィアスプライドククナ辺りも、キングマンボの血が強調された中山芝重賞の好走実績馬。

想定上位人気馬の中では最も評価できる2頭。