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フィリーズレビュー(G2) [最終見解]

2024年03月10日(日)
阪神11R フィリーズレビュー

近5年のフィリーズレビューは、前走1600m以上出走の短縮ローテ馬が全勝。

直近3年の連対馬6頭も全馬が当該ローテ馬。2020年は3着以内を独占する結果に。

また、この傾向に伴い、血統的にも父サンデー系や父欧州型など、いわゆるスタミナ、中距離指向の強いタイプが走る傾向も顕著。

中でも近年は、父ロベルト系orハーツクライ系orディープインパクト系は特注系。

過去5年のフィリーズレビューで、当日単勝4番人気以下の立場から馬券に絡んだ9頭中8頭は、上記血統条件を満たす馬というデータも。

ドナベティは、近年の当レースで特注系の距離短縮の臨戦過程。

父リアルスティールは、前述した注目血統に該当するディープインパクト系種牡馬。

前走阪神ジュベナイルF(芝1600m・G1)からの距離短縮ローテで、父がディープインパクト系血統馬、かつ芝1200mの勝利実績馬という意味では、一昨年2着ナムラクレアにも近いキャラクターで、フィリーズレビュー向きの典型。

オメガウインクの父も、ディープインパクト系ロジャーバローズの産駒。

母の父Red Ransomは、近年の当レースで特注血統系の欧州型ロベルト系種牡馬。

直近3年の当レースは、父か母父ロベルト系血統馬が2勝。昨年も単勝7番人気以下の当該血統馬が2着3着で波乱決着に。

芝1400mでは1戦1勝と、底を見せていない戦歴も魅力で激走に期待したい1頭。

セシリエプラージュの母アットザシーサイドは、2016年のフィリーズレビュー2着馬。

また、本馬の母父キングカメハメハも往年のフィリーズレビューの特注血統。

父キングカメハメハ系の血統馬は、過去5年で2勝3連対。

阪神競馬場との比較では、いわゆる短距離寄りのスピード指向が強い京都芝1400mからの舞台替わりともなる今回は、一変の可能性も十分と見立てます。