2023年09月30日(土)
阪神11R シリウスＳ
中京開催の直近３年は割愛。
阪神競馬場で施行された２０１７～２０１９年のシリウスＳは、当日単勝６番人気以下の立場から馬券に絡んだ４頭中３頭が、１８００ｍ以上の芝レースで勝利実績を持っていた馬という共通項。
芝指向というより、芝実績がダイレクトで活かされやすい特異な傾向が垣間見えるダート２０００ｍ重賞。
アイコンテーラーは、１８００ｍ以上の芝レースで４勝。中日新聞杯(芝２０００ｍ・Ｇ３)３着、愛知杯(芝２０００ｍ・Ｇ３)２着等々、芝中距離の重賞実績も持つ馬。
デビュー以来初のダート戦出走となった前走のＢＳＮ賞を圧勝したように、ダート適性そのものも水準以上。
父ドゥラメンテはキングカメハメハ系種牡馬で、自身は芝２４００ｍＧ１レースの日本ダービー勝ち馬。
２０１７年５人気２着ドラゴンバローズは、キングカメハメハ産駒。
２０１８年７人気２着ウェスタールンドは、ネオユニヴァース産駒、同年３着サンライズソアは、シンボリクリスエス産駒。
２０１９年６人気１着ロードゴラッソは、ハーツクライ産駒。同年７人気２着アングライフェンは、ステイゴールド産駒。
前述したキングカメハメハ、ネオユニヴァース、シンボリクリスエスは、全馬が芝２４００ｍＧ１レースの勝ち馬。また、ステイゴールドは、父として芝２４００ｍのＧ１レース勝ち馬を輩出。
芝実績馬の中でも、父が芝２４００ｍＧ１レースに実績を持つようなタフなタイプが走りやすい当レース向きのキャラクター。
キリンジも、父キズナが日本ダービー勝ち馬。母父ルーラーシップも芝２４００ｍのＧ１レース好走馬。
近親には菊花賞(芝３０００ｍ・Ｇ１)勝ち馬エアシャカール。
芝のスタミナ指向が活きるレースだけに、相応の牝系であることも強調材料。
ハギノアレグリアスもキズナ産駒。
近親タニノギムレットは日本ダービー馬。
芝中距離指向の伸びに優れたタイプで当レース向き。