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ラジオNIKKEI賞(G3) [最終見解]

2024年06月30日(日)
福島11R ラジオNIKKEI賞

過去3年のラジオNIKKEI賞は、距離延長ローテor近2走以内に3角5番手以内の先行経験馬が2勝。

この期間で当日単勝4番人気以下の立場から馬券に絡んだ5頭中4頭も、上記のローテーションを満たす馬。

戦歴的には、いわゆるスピード指向の強いタイプが走りやすい傾向も。

アレグロブリランテは、前走の皐月賞(中山芝2000m)が、3角4番手の先行経験。

血統構成は、ディープブリランテ×フレンチデピュティ。

昨年の勝ち馬エルトンバローズ、2017年の勝ち馬セダブリランテスも、前走で3角5番手以内の先行経験があったディープブリランテ産駒。

尚、直近3年の当レースは、母父キングヘイローの血統馬が2勝。

キングヘイローは、現役時代に芝1200mG1レースを制したスピード指向の強いノーザンダンサー系種牡馬。

本馬の母父フレンチデピュティも、芝短距離重賞レースの好走馬を多数輩出したノーザンダンサー系種牡馬。

いわゆるスプリント指向のスピードを兼ね備えた血統馬も走りやすく、当レース向きと言える血統構成馬。

また本馬は、福島芝に勝利実績を持つ馬。

福島芝の勝利実績馬は、2020年8人気1着バビット、2019年9人気2着マイネルサーパス等々、例年出走頭数こそ少ないものの、穴馬の好走も多数で、定石通りに勝ち負けに期待したい1頭。

ヤマニンアドホックは、前走の山藤賞(中山芝2000m)が、逃げて完勝の買いローテ。

父ノヴェリストは、非根幹距離の芝重賞レースに強い欧州型スターリング系種牡馬。

代表産駒のラストドラフトは、非根幹距離の芝重賞で3度馬券圏内に好走。

こちらも代表産駒のブレークアップは、非根幹距離重賞の勝ち馬。

加えて母の父は、芝1200mG1レース勝ち馬を輩出したダイワメジャー。

また2代母ヤマニンアラバスタは、フラワーC、中山牝馬Sと、当レースと同じ右回り&小回りコースの芝1800m重賞で複数の好走実績を持つ馬。

臨戦過程、血統構成、牝系と、その全てにおいてラジオNIKKEI賞向きと言えるキャラクター。

セットアップの父デクラレーションオブウォーは、近年の当レースで特注系のダンチヒ系種牡馬。

昨年4人気2着シルトホルン、一昨年8人気2着ショウナンマグマは、何れも父か母父ダンチヒ系の血統馬。

また、父か母父ダンチヒ系血統馬で、逃げ先行脚質という意味でも、前述したシルトホルン、ショウナンマグマを彷彿。

距離延長ローテ、また同じ右回り&小回りコースの芝1800m重賞勝ち馬であることも強調材料で激走に期待。