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京都大賞典(G2) [最終見解]

2024年10月06日(日)
京都11R 京都大賞典

3年ぶりに従来の京都コースで行われた昨年の京都大賞典は、父か母父ディープインパクト系orキングカメハメハ系の血統馬が4着以内を独占。

また昨年の勝ち馬プラダリアは、母の父がクロフネ。3着ディープボンドの母父は、キングヘイロー。

クロフネ、キングヘイローは、何れも父として日本の芝1200mG1レース勝ち馬を輩出。

ディープインパクト、キングカメハメハといった日本の主流血統にプラスαで、スプリント指向のスピードを強化された馬が最も走りやすい傾向も。

ドクタードリトルは、前走関ケ原S(中京芝2000m)1着からの距離延長ローテで、母の父が主流血統のキングカメハメハ。

新装京都開催の昨年は、距離延長ローテ馬が複勝圏内を独占。

スプリント指向のスピードがポイントになる傾向だけに、近走で速い追走スピードを経験していた馬も有利の傾向。

昨年の2着馬ボッケリーニも、距離延長ローテで、キングカメハメハの産駒。

父デクラレーションオブウォーは、自身もマイル重賞の勝ち馬で、代表産駒にデュードヴァン、タマモブラックタイ、セキトバイースト等々、1600m以下の短距離重賞の好走馬も多数いる、スピード指向の強い種牡馬。

主流血統にプラスαで、スプリント指向の速い血を掛け合わされた、京都大賞典の理想的と言える配合馬で人気以上の激走に期待。

サトノグランツは、京都芝の重賞勝ち馬で、京都芝2400m重賞の好走実績も持つ馬。

父サトノダイヤモンドは、ディープインパクト産駒で、2018年の京都大賞典勝ち馬。

母の父が欧州型ダンチヒ系と、その血統バランスも父と同様の構成馬で、京都芝中長距離重賞で走る典型的なキャラクター。

前述したプラダリアは、今年も連覇を懸けて出走を予定。

前走の宝塚記念(4着)は、タフな重馬場状況下で持ち味であるスピードが活かされない中でも善戦した価値ある一戦。

通常の良馬場であれば、少なくとも前走以上には走るという意味合いも込みで3番手評価。

ブローザホーンは、近走の内容を見ても明らかにスピードよりもタフさやスタミナ指向の強いキャラクター。

スプリント指向のスピードの才能という意味では希薄と言えるタイプだけに、単勝オッズほどの信頼という意味では多少の疑問符も。