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青葉賞(G2) [最終見解]

2025年04月26日(土)
東京11R 青葉賞

直近5年の青葉賞は、芝2200m以上の長距離戦で勝利実績を持つ馬が3勝。

昨年と2022年は、当該実績馬が複勝以内を独占する結果に。

この時期の3歳限定の長距離重賞だけに、何よりも体力の裏付けがアドバンテージになりやすいレース。

レッドバンデは、近年の青葉賞で特注系となる芝2200m戦の勝利実績馬。

父キズナも近年の青葉賞における特注種牡馬で、昨年7人気2着ショウナンラプンタ、一昨年11人気3着ティムールと、人気薄で好走した両者も当種牡馬の産駒。

母方は重厚な独国牝系で、母フィオドラは独オークス(G1)の勝ち馬。

総じてスタミナ指向の強いレースだけに、相応の才能に優れる重厚な欧州牝系の良血馬であることも有利。

ファイアンクランツは勝利実績こそないものの、芝2200m以上の長距離戦に出走した近2走が3着2着と好内容の競馬。

また、前走芝2200m戦で上位の上がりを使っていたドゥラメンテ産駒という意味では、昨年の勝ち馬シュガークンと同じ。

母の父ハーツクライも青葉賞に相性のいい種牡馬で、一昨年の2着馬ハーツコンチェルト、2018年の勝ち馬ゴーフォザサミットなども同種牡馬の産駒。

近走内容に加えてその血統構成を踏まえれば、今年の出走メンバーの中では最も計算ができる1頭。

エネルジコもドゥラメンテ産駒で、デビューから一環して上がり最速の末脚をマークして2戦無敗の戦歴。

母エノラは、前述したフィオドラと同じく独オークス(G1)の勝ち馬。

そういった意味では、今年の青葉賞は独国の名牝系がポイントになる可能性も高い組み合わせ。