2025年04月27日(日)
東京11R フローラS
近5年のフローラSは、父がステイゴールド系、ハーツクライ系、ロベルト系、キングマンボ系の括りで、その勝ち馬5頭全馬が該当。
当日単勝4番人気以下の立場から馬券に絡んだ11頭中8頭も、上記の血統条件を満たす馬。
この時期の3歳牝馬限定の芝2000m重賞だけに、いわゆる血統的なスタミナの裏付けもポイントに。
ヴァルキリーバースは、父がロベルト系エピファネイアで、母父がハーツクライと、近年のフローラSにおける特注血統馬。
今回と同舞台となる前走フリージア賞(東京芝2000m)1着からのローテーションも強調材料。
昨年の勝ち馬アドマイヤベルも、前走フリージア賞2着からの臨戦で、ハーツクライ系スワーヴリチャードの産駒。
この両者は、祖父ハーツクライという意味でも類似性の高いキャラクター。
また昨年4人気3着カニキュル、一昨年4人気3着ブライトジュエリーは、何れもエピファネイアの産駒。
母方は、トゥザヴィクトリーやトゥザグローリーなどを輩出した超名牝系フェアリードールの一族で、母グロリアーナの姉デニムアンドルビーは、2013年のフローラS勝ち馬。
戦歴、血統背景ともに申し分なく、勝ち切る競馬まで期待できる1頭。
ルクスジニアの父キズナ、母父ハービンジャーは、何れもフローラSに実績を残す種牡馬。
2022年9人気3着と、馬券のポイントになったシンシアウィッシュはキズナ産駒。
2017年は、単勝10番人気以下のハービンジャー産駒が1着2着で波乱決着に。翌2018年の3着馬ノームコアもハービンジャー産駒。
また、その2017年の1着2着馬もキャリア5戦以上のハービンジャー産駒だったように、競馬を使う毎に上昇しやすい当種牡馬の特性を踏まえれば、豊富なキャリア6戦の戦歴も強調材料。
ハギノピアチェーレも、キズナ×ハービンジャーの血統馬。
前走フラワーCからのローテーションも、過去5年中2年で勝ち馬を輩出する期待値の高いパターンで波乱演出に一考。
ロジャリーマインは、前述したエピファネイア産駒で、母の父がディープインパクト。
前走の未勝利戦を上がり最速の末脚で勝ち上がった母父ディープインパクトの血統馬という意味では、2020年5人気3着フアナにも近いキャラクター。
母マリアライトは、2016年の宝塚記念(阪神芝2200m)勝ち馬。
フローラSでポイントになるスタミナの量という観点においても十分といえる母系で、格上挑戦でも軽視はできない1頭。