2023年04月23日(日)
京都11R マイラーズC
京都開催の直近3年は、臨戦過程的にはスタミナ指向の強い経験値が有効に働きやすい方向性。
具体的には、以下2点が強調材料になり得る経験値。
・前走芝1800m以上の距離出走の短縮ローテ馬
・近2走以内に上がり順位3番手以内の末脚実績馬
上記2項目の何れかを満たす馬は、京都開催の直近3年で複勝圏内に好走した9頭8頭が該当する特注系。
一方で、血統的な観点では、短距離寄りのスピード指向に特化した馬が走りやすい傾向も。
2020年7人気2着ベステンダンクは、言わずと知れたスプリント王者タイキシャトルの産駒。
2019年4人気3着パクスアメリカーナは、複数頭の1200mG1勝ち馬を輩出したクロフネの産駒
2018年の勝ち馬サングレーザーは、母の父がクロフネの父父にあたるDeputy Minister。
ビーアストニッシドは、京都開催の近年で期待値の高い距離短縮ローテ。
父アメリカンペイトリオットは、クロフネの系統と同様に米国型ノーザンダンサー系に分類されるスピード指向の強い種牡馬。
2021年に産駒がデビュー後とサンプルこそ多くはないものの、大半の勝ち鞍が1600m以下の短距離戦というデータも。
5走前の皐月賞後は大敗が続く戦歴も、その5戦は全て中長距離指向のスタミナも一定以上で問われた競馬。
この馬本来のスピードが活かされるであろうシチュエーションの今回は一変の競馬にも期待できます。
ガイアフォースの母父は、前述したクロフネ。
近走は2200m以上の長距離戦出走の臨戦も激走パターンに合致。
母方はリミットレスビッドなどを輩出したスピード指向の強い牝系で、4走前の小倉芝2000m戦では、コースレコード時計1分56秒1で圧勝等々、デビュー以来初の1マイル戦出走で本質的なスピード能力開花の可能性も秘めるであろう1頭。
シュネルマイスターも、欧州的なスプリント指向が強い血統馬。
3歳時のNHKマイルCでは、1分31秒6の走破時計で完勝したように、スプリント指向の速さが問われる1600m戦は最も得意とするシチュエーション。
加えて、前走1800mからの距離短縮ローテも後押し。