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京都新聞杯(G2) [最終見解]

2023年05月06日(土)
京都11R 京都新聞杯

京都競馬場のリニューアルオープンに伴い、3年ぶりに従来の京都芝2200m戦で施行される京都新聞杯。

2018~2020年の直近3年の当レースは、馬券に絡んだ9頭全馬が、近2走以内に上がり順位3番手以内の末脚の実績があった馬。

中でも、ステイゴールド、ハーツクライ、キズナ、キングカメハメハといった非根幹距離の重賞実績馬を多数輩出するトップサイアーの産駒は特注系。

2020年の勝ち馬は、キズナ産駒のディープボンド。

キズナ産駒は2021年のエリザベス女王杯(芝2200m・G1)でも人気薄の産駒が1着2着で、3連単330万円超の高額配当を演出。

2018年は、当日単勝4番人気以下のステイゴールドorハーツクライ産駒が3着以内を独占。

ステイゴールド、ハーツクライは、宝塚記念や有馬記念の非根幹距離G1で複数頭の好走馬を輩出する非主流舞台に強いサンデー系のトップサイアー。

2019、2020年は父キングカメハメハ系が2年連続で連対。

父キングカメハメハ系も、宝塚記念や有馬記念、あるいはエリザベス女王杯の2200m、2500mG1好走馬は多数。

中距離重賞だけに末脚の裏付けは大前提として、非主流系、非根幹距離巧者のトップサイアーの血を持つ馬が特に期待値の高い傾向。

マイネルラウレアは、2走前に上がり最速の末脚を計測。

京都開催の直近3年連続で連対中と、前走芝1800m以上の重賞出走馬も期待値の高いレース。

2020年4人気1着ディープボンドは、本馬同様に前走皐月賞組。

父ゴールドシップは、非根幹距離の鬼としても知られるステイゴールド系種牡馬。

現役時代は、京都新聞杯と同距離の2200mG1宝塚記念を連覇。同じく非根幹距離G1の有馬記念も3度3着以内に好走。

ここまでデビューから3戦は、全て根幹距離の芝2000m戦へ出走。

デビュー以来初の非根幹距離2200m出走ともなる今回は、大幅なパフォーマンスの上昇にも期待できるキャラクター。

マキシは、2走前の未勝利戦が上がり最速の末脚で1着。

父は欧州型ロベルト系に属されるエピファネイア。

昨年7人気2着ヴェローナシチーはエピファネイアの産駒。当時の3着ボルドグフーシュも父ロベルト系。一昨年2着ルペルカーリアも父ロベルト系。

ロベルト系血統馬は、当舞台に限らず2200m重賞では常に期待値の高い系統。

加えて、母ラキシスは京都新聞杯と同舞台で施行されるエリザベス女王杯で2年連続連対の実績を持つ当コースのスペシャリスト系。

臨戦過程、父系、母系と全てにおいて当レース向きと言える1頭。

その他では、非根幹距離重賞で無類の強さを誇るキズナ産駒ファームツエンティリビアングラス