2023年05月21日(日)
東京11R オークス
近5年のオークスは、前走桜花賞組が3勝、別路線組が2勝。馬券に絡んだ15頭中8頭が桜花賞組、7頭が別路線組と、ほぼイーブンと言える成績。
但し今年は、主要ステップの忘れな草賞勝ち馬、スイートピーS勝ち馬も不在。
馬券のポイントは、前走桜花賞組にある可能性が高い構図と見立てます。
その桜花賞は、道中5番手以内を追走した馬が2着3着4着と、明白に先行各馬が有利な流れを後方一気の競馬で突き抜けたリバティアイランドは、別次元のパフォーマンス。
ドゥラメンテ産駒で桜花賞1着馬。かつ、母方がスピード指向の強い牝系という意味では昨年の勝ち馬スターズオンアースにも近いキャラクターで、これといった懸念は皆無。
従って今年のオークスは、相手候補に配当妙味を求めます。
中でも注目は桜花賞で差し届かずのグループ。
ドゥアイズは、前走の桜花賞が道中中団から差し届かずの競馬で5着。
先に挙げたスターズオンアース、リバティアイランドと同系統となるキングカメハメハ系ルーラーシップの産駒。
近年の桜花賞は、ドゥラメンテの父にあたるキングカメハメハ系も抜群の相性。
父か母父にキングカメハメハ系の血を持つ馬は過去5年の桜花賞で3勝。該当馬は直近3年連続で連対、昨年と2018年はワンツー決着。
連対率100%の1800m実績然り、本質は中距離戦でキングカメハメハ、ディープインパクト特有の、直線の伸びや体力の絶対値を活かすようなキャラクター。
スローの前残り決着で、スプリント戦のような才能が問われた前走の桜花賞は全く合わない競馬で地力を見せた、といった可能性も高く、前走からの大幅な上積みにも期待できるキャラクター。
シンリョクカは、前走の桜花賞が上がり順位3番手の末脚で追い込み6着。
道中10番手以下の位置取りの馬という意味では、別次元の能力を見せたリバティアイランドを除けば最先着。
サトノダイヤモンド×キングカメハメハの血統構成馬で、前述したドゥアイズ同様に、ディープインパクト系とキングカメハメハ系で構成されるクラシック血統馬。
父サトノダイヤモンドは、同時期施行のダービー2着馬。
2021年2着アカイトリノムスメ、2020年1着デアリングタクトは、母の父がキングカメハメハ。
日本のクラシックレース、東京芝2400mG1レースで走るに相応しい血統馬。
キタウイングは、前走の桜花賞を含む近3走連続で上がり順位2番手の末脚をマーク。
また、前走の桜花賞、2走前のチューリップ賞も前有利の流れを後方一気で展開が噛み合わず。
父ダノンバラードは、現役時代に時計のかかる宝塚記念で2着に好走したように、ディープインパクト系種牡馬の中でもタフさ、スタミナ指向に秀でるタイプ。
800m距離延長で本来の才能が開花するシーンも十分で大穴演出に一考。