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安田記念(G1) [最終見解]

2023年06月04日(日)
東京11R 安田記念

近年の安田記念は、短距離指向のスピードがポイントに。

過去5年の勝ち馬5頭中4頭は、芝1500m以下の距離で勝利実績を持っていた馬。

また、過去5年で当日単勝4番人気以下の立場から3着以内に好走した7頭中5頭も、上記の実績があった馬。

この傾向に伴い、血統的にもスピード、短距離指向に特化したタイプが走りやすい傾向も。

中でも米国ダートの名血ストームバード系の血を持つ馬は、直近6年連続で必ず1頭以上は3着以内に好走中と特注系統。

レッドモンレーヴは、前走京王杯スプリングC(東京芝1400m・G2)1着からの臨戦過程。

前述の通り近年の安田記念は、1500m以下の距離に勝利実績を持つ馬の期待値が高い傾向。

距離延長ローテ馬も過去5年で2勝。昨年8人気3着と馬券のポイントになったサリオスも前走が1200mG1高松宮記念から高配当馬券を演出。

父ロードカナロアは、ストームバード系Storm Catの血が強調されたスピード、スプリント指向の強い種牡馬。

ストームバードの血を持つ馬は過去5年で3勝、近6年連続で複勝圏内に好走と、近年の安田記念の特注系統。

母の父はディープインパクト。

近年の安田記念は、父ディープインパクト系種牡馬の産駒が3年連続で連対中。

過去10年で最も馬券対象馬を輩出する種牡馬もディープインパクト(計7回)。

2代母エアグルーヴを筆頭に、ルーラーシップやドゥラメンテなども輩出した日本が誇る超名牝系ダイナカールの一族で、血統的スケールもメンバー随一の1頭。

ダノンスコーピオンも、近年の安田記念で期待値の高い距離延長ローテ、そしてロードカナロア産駒。

母父Sligo Bayも、近年の安田記念で期待値の高いスピード指向の強いノーザンダンサー系種牡馬。

父か母父にノーザンダンサー系種牡馬を持つ馬は、過去5年中4年で連対、合計7頭が馬券に。

単勝1番人気ながらも11着に敗れた前走の前走の京王杯スプリングCは、結果的に1枠1番が災いして終始、窮屈な競馬を強いられる形に。

東京マイル戦のG1勝利実績等々も込みで、不利なく立ち回ることさえ可能であれば、大きく巻き返してきても不思議はない1頭。

ジャックドールの父モーリスは、現役時代に2015年の安田記念を制覇。安田記念で2年連続連対の実績を持つ馬。

母父Unbridled’s Songは、世界レベルの快速血統としても知られるFappiano系で、北米リーディングサイアー。

2018年3着スワーヴリチャードも、母の父がUnbridled’s Song。

競走馬のタイプとしては、そのスワーヴリチャードよりも短距離指向のスピードに優れるキャラクターであること等々を踏まれば、初の1マイル戦出走でもあっさり突き抜ける可能性も十分。