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小倉記念(G3) [最終見解]

2023年08月13日(日)
小倉11R 小倉記念

開幕週の開催となった近年の小倉記念は、いわゆる短距離指向のスピードが問われる傾向が顕著。

その詳細は、スプリント指向が強い近年の小倉記念を参照。

スプリント指向の強い血統馬で、かつ近走先行経験、もしくは近走1800m以下出走馬など、短距離的スピードの裏付けのある馬が走りやすいレース。

テーオーシリウスの父ジャスタウェイは、サンデー系の中ではスピード指向の強い種牡馬。

ジャスタウェイ自身も、現役時代にマイルG1レースを優勝。

産駒のアウィルアウェイは、2020年のスプリンターズSで単勝10番人気ながらも3着に激走。

テーオーシリウスも父の特性を強く受け継ぐ逃げ先行脚質。これまでの勝ち鞍4勝中3勝も逃げ切り勝ち。

また前述した通り、近走の先行経験、2走前に1800mのペースを経験していることも今回の競馬へ向けては有利。

シンガリ負けを喫した前走の函館記念は、タフな洋芝重賞の道悪馬場の影響もあり、ハナも主張できなかった全くの参考外レース。

開幕週の絶好馬場で本来のスピードを活かす形が取れれば、大きな変わり身を見せる可能性も十分と見立てます。

ククナは、世界最高峰のスピード大国とも称されるアルゼンチン牝系。

2代母クルソラは、アルゼンチン競馬の芝2000mG1コパ・デ・プラタ大賞を1分58秒20の走破時計で制した高速芝2000m重賞の実績馬。

開幕週の開催となった近年の小倉記念は、通常の馬場コンディションであれば1分57秒台の高速決着が定石。

近3走連続で3コーナー5番手以内の先行経験がある戦歴も含めて、高速芝2000m重賞がピタリとハマりそうなキャラクター。

マリアエレーナは、昨年の当レースで後続を5馬身以上突き放す圧倒的なパフォーマンスを披露。

父クロフネは、カレンチャン、スリープレスナイト等々、芝1200mG1レース勝ち馬を複数頭輩出した短距離指向のスピードに特化した種牡馬。

高速仕様の小倉芝2000m戦は、自身のベスト条件と言っても差し支えはなく、昨年との比較では多少の斤量増となること等々を踏まえても、不安より期待が先行する1頭。