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フェブラリーS(G1) [最終見解]

2024年02月18日(日)
東京11R フェブラリーS

直近5年のフェブラリーSは、その勝ち馬5頭中4頭が父米国型の血統馬。

また、2023年4人気2着レッドルゼルは、ロードカナロア産駒。

2022年4人気3着ソダシは、クロフネの産駒。

21年9人気2着エアスピネル、19年8人気3着ユラノトは、どちらもキングカメハメハの産駒。

2020年シンガリ人気2着ケイティブレイブは、アドマイヤマックスの産駒。

ロードカナロア、クロフネ、キングカメハメハ、アドマイヤマックスの共通項は、芝1200mG1レースに実績のある種牡馬であること。

要するに近年のフェブラリーSは、短距離指向のスピードがポイントに。

米国血統馬や芝1200mG1血統等々、速さを兼ね備えたタイプが走りやすいレース。

キングズソードの父は、米国型エーピーインディ系のシニスターミニスター。

母の父キングヘイローは、自身も種牡馬としても芝1200mを制覇。

父、母父ともにフェブラリーS向きと言える血統馬。

シニスターミニスターの代表産駒インカンテーションは、フェブラリーSで2度3着に好走した往年の舞台巧者。

また、前走東京大賞典(大井2000m・G1)から距離短縮ローテで挑む父エーピーインディ系血統馬という意味では、昨年4人気3着メイショウハリオ(父パイロ)と全く同じ臨戦過程。

全兄キングズガードもそうであったように、自身の持ち味は地方よりも軽いJRAの砂でこそ活きるラストの決め手や直線での伸び脚の要素。

前走地方交流重賞からのローテーションも、東京ダートコース初出走のシチュエーションもプラスに働く可能性が高く、近走からの大幅な上積みにも期待できる1頭。

ペプチドナイルの父キングカメハメハ、母父マンハッタンカフェは、何れもフェブラリーS勝ち馬を輩出した当レースの実績種牡馬。

父か母父キングカメハメハ系の血統馬も、2023年2着レッドルゼル、2022年3着ソダシ、2021年2着エアスピネルと、近3年連続で馬券に絡む近年の特注血統。

人気薄も濃厚の立場も、東京ダ1600m初出走で、大仕事を成し遂げる可能性も。

タガノビューティーレッドルゼルの両者は、短距離寄りのスピードに優れた血統馬で、東京ダ1600mコース重賞の実績馬。

21、22年で連覇のカフェファラオ、2017~19年で3年連続連対のゴールドドリーム、2014、15年で連覇のコパノリッキー等々、JRA唯一となるダート1600mで施行されるフェブラリーSは、特殊性も強く、この舞台だけ走るリピーターや、舞台巧者系の活躍も際立つレース。

イグナイターは、2010年のフェブラリーS勝ち馬エスポワールシチーの産駒。

母父ウォーニングは、カルストンライトオや サニングデール等々、芝1200mG1馬を複数頭輩出した超のつく快速型。

血統的には、タフな地方の砂よりもJRAの軽さを好むタイプである可能性も高く、久しぶりの東京ダート戦出走で覚醒も。