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皐月賞(G1) [最終見解]

2024年04月14日(日)
中山11R 皐月賞

重馬場開催の昨年を除く近4年の皐月賞は、オープンクラスの芝1800m以下の距離で勝利実績馬が全勝。

また、父か母父がキングマンボ系orディープインパクト系orハーツクライ系の主流血統馬も、重馬場開催の昨年を除く直近4年で全勝。

重馬場開催の昨年を除く近4年の皐月賞で、当日単勝4番人気以下の立場から馬券に絡んだ5頭も、全馬が上記の血統条件を満たす馬。

いわゆる短距離指向のスピードを兼ね備えた日本の王道血統馬が、最も走りやすい傾向も。

ジャスティンミラノは、前走の共同通信杯(東京芝1800m・G3)が、上がり順位2番手の末脚で1着。

重馬場開催の昨年を除く直近4年の皐月賞は、前走芝1800m重賞で、連対馬or上がり順位3番手以内馬が2勝、当日単勝4番人気以下の立場から馬券に絡んだ5頭中3頭も該当する特注ローテ。

2022年の勝ち馬ジオグリフ、2021年の勝ち馬エフフォーリアも、前走共同通信杯1着から当レースを制覇。

尚、過去10年の皐月賞で、最も期待値の高いローテーションも前走共同通信杯組。

当該ローテ馬は、過去10年で[5.0.3.11]の連対率26.3%、複勝率42.1%、複勝回収率106%。

比較の参考に、主要ローテの弥生賞組は、過去10年で[0.5.2.33]の連対率12.5%、複勝率17.5%、複勝回収率78%。

この結果が示すように、舞台実績よりも当該距離以下の距離で速いペースを経験していた馬のほうが有利になりやすいレース。

血統構成は、キズナ×Exceed And Excel。

父は言わずと知れた日本の王道血統ディープインパクト系種牡馬。

母父Exceed And Excelは、デインヒルを経由するスピード指向の強い欧州型ノーザンダンサー系種牡馬で、芝1200mG1レースの勝ち馬。

母マーゴットディドは、直線5F(約1000m)の芝G1レース、ナンソープS勝ち馬の快速型。

2021年6人気3着ステラヴェローチェも、父と母父がディープインパクトとスピード指向の強い欧州種牡馬バゴで構成される血統馬。

2020年の勝ち馬コントレイル、2019年の3着馬ダノンキングリーは、何れもディープインパクト産駒で、母父が米国の快速型。

近年の皐月賞は、日本の主流血統にプラスαで、スピード強化の血を併せ持つ馬が特に走りやすい傾向も。

尚、前述したステラヴェローチェ、コントレイル、ダノンキングリーは、全馬が皐月賞出走以前に芝1800m以下の重賞レースで連対実績があった馬。

主流血統&スピード強化血統に加えて、1800m以下の距離で重賞好走実績を持つ馬は、近年の皐月賞における黄金パターン。

ジャンタルマンタルも、共同通信杯2着からの買いローテ。

芝2000m戦は今回が初出走。

近年の皐月賞は、2000m戦の出走実績がない馬も、道悪開催の昨年を除く直近4年で計6頭が馬券に絡む特注の臨戦過程。

尚、本馬は芝1600mG1レース朝日杯フューチュリティSの勝ち馬。

道悪開催の昨年を除く直近3年の皐月賞は、サリオス、ステラヴェローチェ、ドウデュースと、朝日杯フューチュリティSの連対実績馬が3年連続で馬券圏内に好走中というデータも。

父Palace Maliceは、日本でも芝の重賞勝ち馬を多数輩出するSmart Strike系種牡馬。

母父Wilburnは、スピードを強化するA.P. Indy系種牡馬。

父も母父も、いわゆる馬力&スピード強化の典型的な米国血統馬で、日本の主流血統を持たないキャラクターという側面に関しては若干のマイナス要素も、概ねの好走条件は満たす1頭。

エコロヴァルツも、前走共同通信杯出走馬で、これまで芝2000mは未経験と期待値の高い戦歴。

父ブラックタイド、母父キングカメハメハは何れも皐月賞の実績種牡馬。

昨年の勝ち馬ソールオリエンスは、ブラックタイドを父に持つキタサンブラック産駒。

一昨年の勝ち馬ジオグリフは、本馬と同じ母父キングカメハメハの血統馬。

一昨年2着イクイノックスは、キタサンブラック産駒。

また、5着に敗れた前走の共同通信杯は、終始折り合いを欠いた参考外レース。

強烈な決め手を披露した2走前の朝日杯フューチュリティS(2着)のように折り合いさえつけば、勝ち切る可能性があっても不思議はない1頭。

その他では、前走芝1800m重賞で連対実績馬アレグロブリランテビザンチンドリーム

前走共同通信杯組、距離延長ローテ組の馬券圏内独占も狙いたい一戦。