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新潟記念(G3) [最終見解]

2024年09月01日(日)
新潟11R 新潟記念

直近3年の新潟記念は、馬券に絡んだ9頭中8頭が、1800m以下の距離で勝利実績を持っていた馬。

またこの傾向に伴い、父か母父がモーリス、フレンチデピュティ、キングヘイロー、サクラバクシンオー、デュランダル等々、1200mG1血統や米国種牡馬など、いわゆるスピード指向の強い血を持つ馬も有利。

近3年の当レースは、上記の血統馬が2勝、馬券に絡んだ9頭中5頭が該当する特注系。

2000m重賞ながらも、戦歴、血統ともに短距離指向の強いレース。

ライトバックは、これまでの勝ち鞍2勝がともに1800m以下の距離。

父かディープインパクト系キズナで、母方が欧州牝系という意味では、昨年10人気3着インプレスにも近いキャラクター。

母父Exceed And Excelは、自身も芝1200mのG1レース勝ち馬で、代表産駒のミスタースタニングは、2017、2018年の香港スプリント(芝1200m・G1)を連覇した世界基準のスプリントチャンピオンホース。

短距離指向のスピードを兼ね備えたキャラクターが走りやすい近年の新潟記念向きの典型と言えるタイプで、余程のアクシデント等が無い限りは、まず大崩れも考え難い1頭。

アリスヴェリテも、キズナ産駒で1800m以下の距離で勝利実績を持つ馬。

母父Cozzeneは、アドマイヤコジーン、エイシンバーリン等々、芝1200mG1レースの好走実績馬を複数輩出した快速型種牡馬。

前走のマーメイドS(G3)も、1分57秒2の走破時計で逃げ切ったように、スピード指向の強い芝2000m戦はベスト条件と言っても過言ではないキャラクター。

これといった同型馬も不在のメンバー構成にも恵まれた今回は、あっさり逃走劇を決める可能性も。

シンリョクカは、今年のメンバーでは唯一となる芝1600mG1レースの連対実績馬。

昨年の勝ち馬ノッキングポイント、一昨年の勝ち馬カラテは、何れもオープンクラスの芝1600m戦で勝利実績があった馬。

種牡馬として世界のスプリント王者ロードカナロアを輩出した母の父キングカメハメハは、近年の当レースの特注種牡馬。

2019、2022、2023年と、新潟記念で3度の連対実績を持つユーキャンスマイルは、キングカメハメハ産駒。

昨年の勝ち馬ノッキングポイントも、母父キングカメハメハの血統馬。

また2019、2020、2023年は、父か母父キングカメハメハの血統馬が、全ての年でワンツー決着というデータも。

近親に、2014年のマイルチャンピオンシップ(京都芝1600m・G1)勝ち馬ダノンシャーク。

レースの方向性からスピード指向の強い牝系であることも有利で、高配当馬券の演出に期待。

キングズパレスは、近年の当レースに相性抜群のキングカメハメハ産駒、かつ新潟芝2000m重賞で連対実績を持つ馬。

1800m以下の勝利実績こそ無いものの、順当に走るであろう1頭。